![]() <第4章 文芸うりづん> 東(南)アジアの作品リスト |
辺縁の半島や島嶼などを除けば、大半が広闊な平地の広がる地域です。 | ||
東アジア地域における文明といえば、四大文明の一つに数えられる黄河文明が有名でありました。実際、かつては文明そのものと考えられていた、甲骨文字を発明した商王朝(一般には殷とされてますが、これはいくつか変遷した首都の一つの名称に過ぎません)、そして商の後を受けて興った周王朝は後世のさまざまな時代から模範の時代とされたこともあって、確かに同地域における中心的役割を果たしてきました。 新伊秀策「旅人の象(かたち)」(商代、中国) ☆/☆/☆ |
中華文明の模範たる地位を占めた周王朝も時代とともに衰退していきます。幽王の時代に起きた褒似の乱によって周は鎬京(西安の近く)から洛邑(洛陽)へ遷都し、これをもって春秋時代が始まります。 皇なつき「越人歌」(春秋時代、中国) |
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王莽の簒奪によって一旦滅亡させられた漢王朝はしかし、皇帝の一族劉秀のもとすぐに再興されます(後漢の光武帝)。しかし僅か100年あまりで再び動乱の時代を迎えました。 王欣太/李學仁(原案)「蒼天航路」(三国志、中国) |
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長い間南北に分裂していた中国は、北朝の中から興った隋によってついに統一されます。しかし社会的に必要だったとはいえ、あまりにも大規模に推進されたインフラ整備事業と、高句麗に対する3度の外征は社会の反発を招き、僅か2代で滅亡します。 秋乃茉莉/田中芳樹「風よ、万里を翔けよ 花木蘭物語」(隋代、中国) ☆/☆/☆ |
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唐滅亡後の中国はまたも分裂の時代を迎えます。60年あまりにわたって続いた五代十国と称される分裂状態は、趙匡胤のもとようやく一つにまとまりました。(北)宋王朝です。他方、朝鮮半島では新羅が滅んで高麗が興り、日本では武士と称される新しい勢力が幕府を立て、ここに19世紀末まで続く2重政権時代が到来します。 井上紀良/北方謙三「水滸伝」(宋代、中国) |
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征服王朝である元の中国統治は100年あまり続きましたが、彼らが故地へ引き上げた後に中国を支配したのは朱元璋でした(明)。他方、朝鮮半島では李成桂が李氏朝鮮を建て、日本では60年ほど続いた南北朝の動乱がようやく終熄し、琉球では三つに集約されたグスクと称される小国家群が相次いで明国に朝貢し三山時代を迎えます。 皇なつき「鴛鴦恨」(李朝時代、朝鮮) ★/★/- |
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辛亥革命により成立した中華民国でしたが、それは多分に保守的な軍閥層との連衡によってかろうじて存立する、非常に不安定な国家でした。実際、『革命未だならず』との言葉通り、孫文の歿後すぐに民国は軍閥同士の抗争で混乱してしまいます。 皇なつき「鳳凰乱舞」(20世紀、中国) ★/★/- |